ごみの先を考えたことはありますか?
南三陸町では町内の生ゴミを回収し、
生ごみをバイオガス施設によってエネルギーと液体肥料に変える取組が行われています。
いのちは私たちを通して「ごみ」となります。
しかし、この町では「ごみ」にはなりません。
エネルギーとなり、また新しい命に
生まれ変わることができるのです。
「南三陸GURUGURU計画」は、
住民のほんのちょっとの意識で
いのちの循環と持続可能な町を
みんなで協力してつくりあげていく計画です。
南三陸BIOの設置
南三陸町の住宅や店舗から排出される生ごみや
し尿汚泥などの有機系廃棄物を発酵処理し、
バイオガスと液体肥料を生成します。
バイオガスは発電に用いるなど施設内で利用し、
液肥は肥料として農地に散布します。
南三陸BIOの設置により、
これまで廃棄物として処理されていた地域生ごみの資源循環が大幅に促進されています。
・循環のしくみ・
住民のゴミ分別
南三陸町は、各家庭にバケツを配布し
生ゴミの分別に協力してもらっています。
配布当初は、生ゴミの臭いやバケツの置き場所など
大変なことが多かったようです。
しかし今は住民の方々の創意工夫で臭いなども気にならない方法が見つかっています。
住民のアイディアがすぐに地域の方々に伝わるのも南三陸町ならではです。
・分別の方法・
事業所との連携
分別の取り組みは町内の事業所さんにも
ご協力いただいています。
分別に協力していただいた初めの頃は「大変だ」とおっしゃる事業者さんも多いようでしたが、慣れてくると、普段は特に意識のなかった下膳の時でさえ、町のためになっていると思えるようです。
従業員の方々のやる気につながり、持続可能な町にも近づく。こんなに素晴らしいことはありません。
ご協力いただける事業所さんは随時募集中です。
・事業所MAP・
前々から分別に協力しなきゃと思っていましたが、やっと協力できるようになりました。ただ捨ててしまうものがエネルギーになるなんて本当に素晴らしい取り組みだと思います。
豊かな自然があってこそ、よい食材が得られます。この自然を次世代に引き継いでいくために、できることからやっていきたいと思います。
もったいない精神でしょうか。まだこれからエネルギーや肥料になるものなので未来のためにエネルギーとして残したいと思いました。
大変だけれど、いつもは捨ててしまうものが少しでも役に立てばと思っています。
少しでも南三陸の自然のために協力できればと思いました。もっとこの活動が普及していけば嬉しく思います。
今までは全部の物を一緒にしてましたが、分別する事によって少しでも資源リサイクルに貢献できればと思っています。今後も出来る所から少しずつ地域に協力していきたいです。
最初は面倒かな。と思いましたが、慣れてくると分別をしたほうがかえって楽になりました。これからも協力していきたいと思います。
南三陸は海の町なので、少しでもその海を守ることができればと協力しています。
まだまだ慣れない作業ですが、できるところからひとつずつ協力したいと思います。
生ゴミ分別に取り組むようになってから 捨てていたものでも分別することで 誰かの役にたっている という意識を持ちながら下膳をするようになりました。 下膳という仕事にも責任を持って取り組んでいます。